カプセル内視鏡検査
カプセル内視鏡検査とは
苦痛がない・恥ずかしくない検査
カプセル内視鏡検査とは、超小型カメラを搭載したカプセル内視鏡を内服し、センサーで画像を受信することで、大腸の状態を詳しく確認する検査です。
カプセル内視鏡の大きさは長さ約32mm・直径約12mm・重さ2.9gと、少し大きめの錠剤程度です。
通常の大腸カメラのような、挿入時の痛み・不快感はありませんし、特に女性の方は大腸カメラ検査に対して「恥ずかしい」というイメージを持たれているかと思いますが、カプセル内視鏡を飲むだけなので、ご心配いりません。
恥ずかしさを感じず、楽に検査を受けていただくことができます。
大腸カプセル内視鏡検査を実施しているクリニックは、あまり多くはありません。
ご興味がございましたら、ぜひ一度、尼崎市武庫之荘のいとせクリニックまでご連絡ください。
カプセル内視鏡検査の特徴
恥ずかしくないから女性も安心
通常の大腸カメラ検査に対して、「恥ずかしい」とお考えになり、受診をためらっている女性の方もいらっしゃるかと思います。
カプセル内視鏡検査なら、内視鏡カプセルをお薬のように、口から飲むだけなので、恥ずかしさを感じずに検査が受けられます。
苦痛・恐怖がない検査
肛門に内視鏡を挿入する、従来の大腸カメラ検査と比べて、カプセル内視鏡検査には苦痛がほとんどありませんし、カプセル内視鏡を飲むだけなので、検査に対する恐怖も感じにくいといえます。
「カプセル内視鏡を飲んでも、体に問題はない?」と不安に思われる方もおられるかと思いますが、稀なケースを除いて、トラブルはほとんど起こりませんし、診断時に、そうしたトラブルが起こる可能性があるかどうかきちんと確認しますので、ご安心ください。
負担が少ない検査
カプセル内視鏡検査には、内視鏡を挿入する際の痛み、腹部の不快感はありませんし、麻酔も必要ありません。
お体への負担が少ない検査です。
注意点
下剤の服用について
カプセル内視鏡検査は、苦痛・負担の少ない検査ですが、通常の大腸カメラ検査よりも下剤をたくさん飲んでいただくことになります。
大腸カメラ検査時と同様に、前処置としての下剤の服用と、カプセル内視鏡の排出を促進するために、追加で下剤を服用する必要があるからです。
保険適用について
カプセル内視鏡検査には、保険適用上の制約があり、適用条件に該当しない方は、自費診療となります。
ポリープ切除・病理検査について
カプセル内視鏡検査では、通常の大腸カメラ検査のように、大腸ポリープが見つかった場合でも切除することができませんし、組織を採取して病理検査することはできません。
保険適用の条件
カプセル内視鏡の保険適用の条件は、次の通りです。
- 大腸カメラ検査が必要な方
- 以前、大腸カメラ検査を受けたが、途中までしか挿入できなかった方
- 腹部手術歴など、身体的な理由で癒着が予想され、大腸カメラ検査が困難であると判断された方
「1+2」または「1+3」の条件に該当する方は、保険適用でカプセル内視鏡検査が受けられます。
カプセル内視鏡検査の流れ
1. 事前診察・ご予約
検査前に診察を受けていただき、お体の状態を確認いたします。
検査の詳しい内容についても、ご説明させていただきます。
診察後、検査日をご予約いただきます。
2. 検査前日
昼食、夕食は消化に良いものを食べるようにしてください。
夕食は、夜9時までに済ませておくようにしてください。
就寝前に、お渡ししたお薬を服用していただきます。
3. 検査当日(ご自宅)・前処置
ご自宅で、カプセル内視鏡服用3時間前(午前6時ごろ)にお渡しした下剤を服用していただいて、大腸の中をきれいにします。
4. ご来院
ご予約いただいた時間の、15分前までにご来院ください。
受付後、検査機器(センサー、記録データレコーダー)を装着していただきます。
5. カプセル内視鏡内服
カプセル内視鏡を内服していただきます(午前9時ごろ)。
カプセル内視鏡の大きさは、少し大きめの錠剤程度です(長さ約32mm・直径約12mm・重さ2.9g)。
その後、小腸到達を確認したら、一旦ご帰宅いただきます。
6. 下剤の服用(ご自宅)
一旦ご帰宅いただいた後、カプセル内視鏡が小腸に到達してから1時間後に、1~2時間程度、追加の下剤を服用していただきます。
7. カプセル内視鏡回収
回収キットを使って、トイレで排出されたカプセル内視鏡を回収します。
8. 検査機器除去
クリニックで検査機器を取り外せば、検査は終了です。
記録データレコーダーに保存されたデータを、医師が解析します。
検査結果は、後日ご説明します。